『0011 ナポレオン・ソロ(1964/Arena_MGM)』、シリーズ・第1シーズンを観終えてのまとめ
今回は本国のオンエア順に沿った形での放映でしたが、そこからの収穫は多かったです
イリヤ・クリアキンの位置づけが、本当に初期はアシスタント的な「脇役」であること
スパイカルチャーらしい小道具類よりも、スパイらしさを物語の内容に求めていること
そうしたことが、今回の放送を順番に追うことで、より鮮明に理解できたと思います
初期の『0011 ナポレオン・ソロ』は、まさに“ミスター・ソロの冒険”だったのです
こうした性格の第1シーズンの中で、面白かったベストスリーを選んでみました
●#21_u.s.#25_m+#08──────── 拾った危険
●#24_u.s.#28_m+#15──────── つかの間の生涯の物語
●#25_u.s.#29_m+#10──────── 老スパイは死なず
ソロとイリヤの活躍が比較的バランス良く配分され、愉しめたのは以上の三本です
『拾った~』のユーモア、『つかの間~』のスピード感、味わい深い『老スパイ~』
どれも、一般的な“ナポソロ”のイメージの中に置いて、違和感も無い作品だと思います
これらのエピソードに加え、色濃く第1シーズンらしさを残したベストは以下の2作品
●#07_u.s.#10_m+#11──────── アザラシが死を運ぶ
●#09_u.s.#12_m+#20──────── 鳩は何を告げる
北欧に少年とソロの道中を描く『アザラシ~』、決死の脱出行をタイトに描く『鳩は~』
いずれも基本的にソロが単独で活躍するプロット、そして相手役が印象に残るエピソード
そこに私は良い相手でより輝きを増すキャラクター、“ナポレオン・ソロ”を見出します
アンクル本部の描写が多いことも、第1シーズンを観直してみて気がついたことです
それは『ウルトラセブン(1967/円谷)』や『謎の円盤UFO(1970)』に影響を与えたでしょう
そしてそれは逆に、そうしたファンタシー的ムードをアンクル組織に与えてもいるのです
私はこれが、多くの子供が『0011 ナポレオン・ソロ』を支持した背景だと考えます
また、低年齢層の支持といえば組み立て銃の「アンクル・スペシャル」も重要な要素
基本的に拳銃はシルエットが特徴的なワルサー、コルト、ルガー、モーゼルが登場します
その4種類のうちでルガーとモーゼル、これを所持しているのはほとんどが悪党です
手のひらに握られた銃をタイプキャストした明解さ、これもまた番組の魅力と思います
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ちなみに近年の放送に倣って、今回もオンエアが見送られたエピソードがあります
また劇場版へ転用されたエピソードも、字幕なりでオンエアしてもらえればとは思います
ともあれ、緊張感溢れたメロディと、髪の分け目が移動するソロともこれでお別れです
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